翻訳に必要な能力
社会がグローバル化していく中で必ず出てくる問題が、日本と海外との言葉の壁です。 言葉が正しく伝わりコミュニケーションが取れなければ、何も始められません。 そこで、近年需要が増え続けているのが、翻訳や英文校正を行うサービスです。
さて英語を学んでいる方の中には、翻訳の仕事をしてみたいと考えている方がおられるかもしれませんね。 ここでは翻訳や英文校正の仕事をするためには、どんな能力が必要なのかを簡単に紹介してみます。
■ 確かな語学力
まず、当然のことですが翻訳の基本となるのは、確かな語学力です。 語学力が無ければ、翻訳どころか日常会話においてすらもうまくコミュニケーションをとれませんね。 参考書に載っている英語だけを学ぶのではなく、実際に英語を話す地域へ行ってネイティブな言葉を覚えた方が、生きた語学力が身につくことは言うまでもありません。
ただし、英語が話せるようになるだけでも翻訳業務はできません。 正しい日本語も身につけておく必要があります。 日本語の知識が無いと、英語から日本語へ翻訳したときに自然な言葉に訳すことができず、不自然な文章になってしまいます。 英語、日本語どちらの言葉でも、どのような内容でも自然な文章が書ける能力、また込み入った文章も正確に理解できる能力を養うことが必要です。
■ 専門的な知識とリサーチ能力
翻訳の仕事と言ってもジャンルがたくさんありますので、専門知識の勉強も必要になります。 翻訳業務で取り扱っている専門分野には、医療・医薬・科学などの学術系や、法律・特許・ITなどのビジネス系のジャンルがあります。 そして専門知識を身につけていても、知らない単語や英語表記にするのが難しい日本語が必ず出てきます。
そんな時は、辞書やインターネットを使って最適な言葉を探すリサーチ能力が重要になってきます。 リサーチ能力が弱いと、一つの文章を翻訳するのに時間がかかって作業効率が悪くなります。 どんな専門用語でも必ず訳語を見つけられるようなリサーチ能力を養っておきましょう。
■ 言葉を置き換える能力
英語の意味が分かっていても、日本語に訳すとニュアンスが変わってしまったり、意味が少し変わってしまう言葉はたくさんあります。 そんな時に必要なのが、最適な言葉を探して自然な文書に置き換える能力です。
これは、日本語と英語をしっかりとマスターしていなければできないことです。 日本語でも英語でも、みんなが同じように解釈できる言葉を探せるようになるのには、それなりに経験を積むことが必要となります。
このように、翻訳や英文校正を行うためには、様々な能力が必要です。 弊社では、これらの能力を身につけたスタッフが学術・医学関連の論文やプレゼンテーション用の資料、誓約書などの翻訳や英文校正を行っています。 英語から日本語、日本語から英語への翻訳や大切な文書の英文校正は、弊社へご依頼ください。